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    保科晶子さんと再会

  • 2013-08-18
  • 吹く風が爽やかですね。まだまだ暑いけれど。

    昨日の土曜日、フランスへ渡って5年になる保科晶子さんが一時帰国してらして、
    九段のプロトマニアで再会しました。

    保科さんは陶土を使った造形作家です。
    ラブアート!展に参加して下さったのは、もう10年くらい前になるのでしょうか。
    今はフランスで制作と発表を続けています。
    久しぶりに会った保科さんはちっとも変わらない。
    前と同じようにまっすぐに人の目を見て一所懸命に話し、
    時々ふっとおちゃめなことを言ってくしゃっと笑顔になります。

    ラブアート!展で展示してくれた「ごろん」などから発展した現在。
    今年の春にお引っ越しをしたそうですが、
    その時にそれまでいたご自分のアパートで展覧会をしています。

    pochi1

    それまでいた場所への想い、思い出の品を粘度で覆ってしまう。
    すると時間と共に粘度が乾いてあるものは大きくひび割れ、
    あるものは微かにひび割れる。
    その中に何を入れたか、覚えているものもあれば忘れてしまうものもある。
    忘れずにとどめておこうと意図したことが、
    会期が終わる時には忘れるための行為だったと気づく。
    記憶することと忘れることの密接な関係。

    私は今、現代陶芸のギャラリーショップで仕事をしていますが、
    うつわ以外のオブジェを見て来ていつも気になっていたことがあります。
    それは、なぜこれを陶で作らなくてはならなかったのか、という作家の意図。

    保科さんは、陶芸家というよりも陶を使った造形作家ですが、
    彼女にとって、陶は目に見えないものを表現するのに一番適している、
    粘土の性質が合っていた、のだと言います。
    粘土は目に見えない時間と共に変化します。
    粘土という素材と他の素材が対話して、両方が別のかたちに変化したりする。
    面白い素材なのですね。

    こつこつと外国で仕事をし、
    良い意味で余計な情報から遮断されることで、
    作品が軽やかで深くなっているような気がしました。
    余分な説明がなくなってストレートになったというべきか。

    来夏帰って来たら、プロトマニアでワークショップやってくださいね、
    とお願いしました。
    アートはまさに既成概念を揺さぶるもの、
    あれまぁ、びっくり!が美術だものね、と言ったら、

    気の利いたダジャレを言う人、みたいなものですかね(笑)

    だって。

    これからも遠くから近くから応援したくなる素敵な女性です。

    pochi2
    おいしいお土産

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