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    しあわせってなんだっけ?

  • 2011-06-22
  • 7月14日(木)から表参道のプロモアルテギャラリーで、
    百瀬恒彦写真展「しあわせってなんだっけ?」が始まります。
    百瀬さん、プロモアルテ、アラカワアートオフィスの企画主催。

    今度の作品は今まさにタイムリーで(たまたま結果が!)、
    ひとつひとつの写真に、立ち止ってしばらく思いを巡らす、
    という「間」が、きっと生まれる気がします。

    神様ってば~、百瀬さんを使ってますねー、と思う(苦笑)。

    撮影地は、米国ペンシルベニアとニューヨーク。
    百瀬さんが綴ったステキな文章をそのまま、ここでご紹介しますね。


    NY
    ニューヨークから車でわずか2時間ほど、ペンシルバニア州のランカスター周辺に、
    いまでも電気を使わず、自給自足の生活をして、車の代わりに馬や馬車で移動している
    人たちがいます。あの米国に、ここだけでなくって、
    そんな毎日を送っている人たちが、21世紀のいまも何10万人といるんだとか。

    飽食とエネルギーの無駄使い、便利さばかりを求めて突き進んでいる現在の私たちの
    生活に、このままどこまで行っちゃうんだろうという思いを抱いていた僕は,去年、
    ニューヨークへ行ったときに、いま思うと何かに引かれるように、そんな人たちを
    自分の目で見たくって行ってみました。

    見渡す限りなだらかな丘が連なる一帯に、サイロのある白い壁の家が点在し、
    車やトラックがすぐそばを走り抜ける道路を、何台もの馬車が行き交っています。
    彼らは今も馬で畑を耕し、農作業に励んでいます。
    子供は子供らしい顔、大人は大人らしい顔をしていました。
    そして美しい夕焼けが! 
    夜がきて暗くなる頃、家の窓に点々と蝋燭の明かりがともされる。

    それは、子供の頃に見た懐かしい思い出でした。

    この写真展の準備をしているとき、日本は3.11の大震災に襲われました。
    宇宙の持つ力の大きさを思い知らされ、そして人災とも言える原発事故、
    あの日を境に、日本はすっかり変わってしまいました。

    日本人だけでなく人間は、遅まきながらも、エネルギーの無駄遣いや、自然との共存
    など…について、未来への道を、何万年も先に生まれて来る子供たちのことを真剣に
    考えて何かしなければ、できることからゆっくりと。

    しあわせってなんだっけ?

    家じゅうの、みんなの顔がTVに向かって食事をするのじゃなくって、
    顔と顔を向かい合わせ、言葉を交わし、大地の恵みをかみしめて、
    夏は暑いもの! 冬は寒いもの!夜は暗いもの! 
    夜が明けて昇る太陽をありがたく思おうよ!

    超消費社会を象徴するN.Y.との対比です。こんな僕の思いが伝わるといいなあ

                                 百瀬恒彦
    uma
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