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道草しても

  • 2011-01-24
  • 昨日のNHKの美術番組に、日本画家の小泉淳作さんが出ていました。
    東大寺のふすま絵を描いて奉納するまでのドキュメント。

    小泉淳作さんは、私が初めて働いた画廊でも展覧会をしていらして、
    その作品を、新卒の何もわからない私はただ、へぇ~と眺めたものでした。
    その時に初めて先輩に掛け軸の巻き方を教わったのだったなぁ。

    日曜日の朝のぼんやりアタマで、しかも横目でテレビを観ていたのですが、
    途中からは小泉さんのことばに全神経が集中。
    そうだ、私がアートで知りたかった感じたかったのはこういうことだった、
    と目の前が明るくなるような感じがしました。

    作品を創るということがどういうことか。
    若い自分がアートの世界に触れて、ものすごい勢いで刺激を受けていた、
    あの時の、あの原点みたいなものを思い出しました。
    自分は創るひとではないけれど、
    これが自分の始まりだったと。

    私のことだからこれからも道草をたくさんするでしょうが、
    そう、こうやってなぜかちゃんと道が現れるのです、
    だから心配しないでやっていこう。

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