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    嵐の11月

  • 2014-11-25
  • カレンダーを見てビックリする方、多いのではないでしょうか。
    今年は9月以降がなんだか飛ぶように早く過ぎた、
    と私の周囲では口々に言っています。
    私も同感。

    特に私の11月は嵐のように過ぎております。
    展覧会があったこともありますが、
    それは私が作品を作っているわけじゃないからね。

    アラカワアートオフィスを始めてから、というか、
    ひとりで仕事を始めてからもうずいぶん年月が経ちました。
    年齢とともに家族の状況も変わるので、
    女性が仕事をしながら家庭のことをやっていくのは大変だなぁと
    あらためて感じます。
    といっても、私は子どもがいませんし、
    今は陶芸ギャラリーのディレクションをさせていただいていて、
    安定感のある場を与えていただいているので恵まれています。
    一緒に働いているスタッフもオーナーも理解があるので、
    こんな私の働きっぷりを助けてくれています。

    世の中には、シングルマザーや仕事をしながら子育てをし、
    家庭を運営する女性がたくさん。
    それぞれの条件は違えども、それぞれが精一杯やっていて、
    まわりの人に助けられ助け合って、続いています。

    アートは「社会のぜい肉だ!」と思います。
    全員に必需品ではないかもしれませんから。
    でも、ぜい肉がないと、いざ!、という時には困ります。
    だから、小さな美しいもの、ドキドキするもの、
    それが作品でなくても、夜空の月であっても、見上げた樹の逞しさでも、
    道ばたの花でもいいんです。
    ふとした時に、自らを励ましてくれたり、笑わせてくれたり、
    明日もまたがんばろう、と思えるような何かあれば、
    そしてそんなものに目が行く気持ちでいられたらいいですね。

    それがアーティスト達の「アート作品」でもあり得るのです、
    と伝え続けて来た我が人生。
    それは何よりも、自分自身が芸術に励まされ、慰められ、背中を押されて来たから。

    エラそうなことは言えませんが、
    これからも嵐のような生活の中でも、
    アートの世界の片隅で、作る人と味わう人を繋げる仕事を
    こつこつと続けて行こうと思うのでした。

    collio
    美味しいワイン、美味しい珈琲、おいしいチョコレートlove♡
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    こんなによくわかる長唄!

  • 2014-05-16
  • 今日は清々しいお天気でしたね。
    近頃、朝のお散歩途中、公園の大きな木の下で目を閉じてしばらく呼吸します。
    だんだんと呼吸が整ってくると風の音が耳に入って来ます。
    やってきては去って行く音。

    さて、長年のお客様でありお世話になっている方が本を出されました。
    何の本かというと、

    長唄 !

    本業はお医者ですが、ずっと三味線をやっていらしゃって、
    この度、長唄の解説本を出されたのです。

    私は学生の頃、よくFMラジオで長唄を聴いていたのですが、
    これがなかなか心地よい。
    でもその唄が何をうたっているのか意味なんてわからないまま聴いていたのですよね。

    Dr.Nakamura

    この本は、そんな素人の私が読んで、
    歴史や日本語の面白さ、魅力再発見、ができて、
    長唄を通してちょこっと日本を見直す、新たな側面から認識することができる。
    しかも大袈裟なことじゃなく。
    歌舞伎好きの方や歴史好きにもきっと面白いと思います。

    私の若い友人は、尺八や横笛などの和楽器をやっています。
    日本の音がリズムも音色もごく自然に私たちの身体に馴染むのは、
    当然かもしれませんね。


    長唄は聴いてみるといいものですよ。
    音だけで意味なんかわからなくてもいいのですが、
    こういう本があると、さらに愉しいなと思います。
    中村先生は実は漢方のお医者で、
    この本の前には難し〜い本業の本を出されています。
    でも、三味線をやったり若い演劇人やアーティストを応援したり、
    映画やお芝居を見たりが大好き。
    趣味の良い「遊び人」ってことでしょうか(笑)

    そんな先生の第二作目、お薦めです。
    ドクター中村の力作!

    中村篤彦 著
    『 こんなによくわかる長唄 』  江戸の歌謡曲シリーズ第一巻
    ( ということは続編あり! )
    邦楽ジャーナル 発行  ¥2500+税

    ご興味のある方は、私にご連絡くださね〜!

    田園調布にて

  • 2013-09-17
  • 私はこの数年ほとんど毎日、田園調布に来て仕事をしていますが、
    ふとあらためて感じるのは、のんびりしているここの空気。
    駅前がこじんまりとデザインされているからかもしれませんが、
    なんとも長閑です。
    都心から田園調布の駅に着くとほっとするくらいです。
    以前は、このゆったりさに慣れるのははたしてよいのであろうか???と思っていましたが、
    最近、とうとう慣れてしまいました。
    ヨーロッパの地方都市みたいにゆったりしています。

    東京は刺激的で面白い。
    丸の内のかっこいいところ、私の好きな東京タワーが見える都心、
    緊張感のあるビジネス街、流行が溢れる華やかな街…
    それもそれで魅力的ですが、
    生活と仕事がかけ離れていない郊外の魅力もあります。

    きれいなものを見つけるのは、いつでもどこでも自分次第。

    denenchofufall

    ここで再会とは

  • 2013-09-09
  • 先週末、久しぶりに遠出。
    30年来の恩師の山の家へ。

    山の空気はおいしい。
    匂いが違う。
    人口密度が違う。
    広い。


    yasi

    野菜は新鮮。
    匂いが違う。
    味が濃い。
    色が鮮やか。
    美味しい。

    のびのびした気分!

    そこで予期せぬ再会。
    my dear

    犬好きの恩師は、私の亡き相棒犬ハリーの写真を飾ってくれていたのです。
    こんなところでハリーに出会うなんて。
    なんだか嬉しかった、恩師の気持ち。

    ハリーもこの山の家に一緒に来たことがあります。
    ハリーを連れて、買っていただいた絵を届けに行ったのです。
    ふたりでロングドライブ。
    ハリーはドライブが好きだった。
    あのサービスエリアでオシッコさせたなぁとか
    おみやげに飲みやすそうな水飲みの入れ物をいただいたなぁとか
    走りながらいろいろ思い出してクスクス笑い。
    あれから何年たったのかしら。
    あの山の家はある建築家が設計していて、
    むかしむかし私は取材して記事にしたことがありました。
    あの家は何年たったのかしら。
    恩師のキッチンのフライパンは20年ものなのに、新品のようにピカピカだった。
    私のキッチンのお鍋もフライパンもよく磨こう。

    何も特別なことをしない、どこにも行かない山の家の時間は、
    癒すとか休むとかもなく、ふつうにしていられる平和な時間。

    主人公

  • 2013-08-25
  • 今日はコレクターの方たちがご自慢の作品を出品する、
    美楽舎のマイコレクション展に行って来ました。

    コレクターの方たちそれぞれの思いが伝わってくる展覧会。
    こうして美術に情熱と愛情を注ぐ方たちがいて、
    アーティストたちを支えているのだなぁ。

    samoncho

    私からずいぶん作品を買って下さって今はお客様以上の存在である
    マダムT の出品作を見て、
    うむ、これが中でも一番しゃれていて洗練されている、と思ったのは、
    私がご紹介した作品だったから、だけではないと思います(笑)


    さて、家に戻ってからは近所にいる親戚のおばのところへ。
    このおばは、子どもの私を美術の世界へと誘ってくれた大切な人物。
    そして、この春亡くなった建築家のおじは、
    私がひとりで仕事をし始めた頃に大きな会社にイジメラレた時、ピンチを救ってくれた恩人。

    おじが亡くなってから初めて会ったおばは、
    いつもと変わらずに実にユニークで、いつもと変わらずに自由そのものでした。

    suga

    おばは70歳を越えていますが、週1回自転車で45分かけてコンサートホールに行き、
    お昼のコンサート(無料!)を聴いて帰ってくるそうです。
    このおばには、お金をかける楽しみ方ではなく、感覚的に愉しむことを教わりました。

    入院中のおじがお医者に止められたチョコレートを、

    「もういいからパパ、食べちゃえ食べちゃえ!」

    とおじに食べさせてお医者に叱られたらしい。
    延命よりも、

    「好きなもの、食べたいもの食べて、それでいいじゃない」

    というおば。
    おばがいない間に、最後まで設計図面に目を通していたというおじ。
    おじはとても無口。おばは弾丸おしゃべり。
    ふたりは小学生からの同級生。
    ふたりともかなりの変わり者だけれど、みんながあの家に行きたがる。

    今日は、それぞれのひとがそれぞれに主人公なんだな、なんて思う一日でした。

    suga2
    おじが設計した家。私が生まれ育った家も亡きおじの設計だった。


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